積水ハウスの無垢床は後悔する?本音で選ぶべきかを徹底解説!

積水ハウスで家を建てるなら、憧れの無垢床にしたい——。
そう思って調べ始めたあなた、ちょっと待ってください。
無垢床は確かに美しく快適ですが、選び方を間違えると後悔するポイントも…。
本記事では、積水ハウスで選べる無垢材の種類から、実際に採用した施主たちのリアルな声、メリット・デメリットまで徹底解説!
予算やライフスタイルに合わせた後悔しない選び方を、一緒に考えていきましょう。
積水ハウスの床材は4種類!無垢材の位置づけとは
積水ハウスで選べる床材は、主に4つのグレードに分類されます。
それぞれ価格や質感、耐久性に違いがあり、無垢材は最上位グレードとして位置づけられています。
以下に、それぞれの床材の特徴をまとめた一覧表をご覧ください。
グレード | 名称 | 特徴 | 質感 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
① | シートフローリング | 合板に木目調のシートを貼ったもの。水や傷に強く扱いやすい。 | やや人工的 | ◎(安価) |
② | 突板フローリング | 合板に薄い天然木を貼った構造。積水ハウスの標準仕様。 | そこそこ自然 | 〇(中程度) |
③ | 挽き板フローリング | 約2mmの天然木を貼った高級仕様。無垢材に近い質感。 | かなり自然 | △(やや高) |
④ | 無垢材フローリング | 天然木を一枚板で使用。質感・調湿性・経年変化が魅力。 | 最高に自然 | ×(高額) |
上記のように、グレードが上がるほど見た目や肌触りは自然に近づきますが、価格も上昇します。
積水ハウスで最も採用されているのは②の突板フローリングで、標準仕様としてコストとデザイン性のバランスに優れています。
一方、無垢材は追加オプション扱いで、採用には明確な意図と予算配分が必要です。
採用される床材メーカーは主に朝日ウッドテックで、無垢材には「ライブナチュラルプレミアム」などの高級グレードが使用されることも。
同じ樹種でも節あり(ラスティック)/節なし(セレクト)が選べ、価格や空間の印象が異なります。
床材の変更にかかる追加費用は、挽き板で約60万円増、無垢材にするとさらに高くなるケースも。
リビングだけ無垢材にする、寝室は突板にするなど空間に応じて使い分ける工夫が現実的な選択肢です。
無垢床はまさに「住まいの顔」とも言える仕上げ材。
質感・香り・温もりすべてを叶えたいなら無垢材は最高の選択ですが、傷や水に敏感な点を含めた総合的な判断が求められます。
展示場やショールームで実物に触れ、見比べることが後悔しない第一歩です。
無垢材やその他の床材を実際に体感するには、展示場の見学がいちばんおすすめです。
写真やカタログだけでは伝わらない「本物の質感」や「木の香り」を、ぜひあなた自身の五感で確かめてみてください。

積水ハウスで選べる無垢床の種類と特徴
積水ハウスでは、床材オプションの中でも無垢材フローリングは特別な存在です。
天然木をそのまま1枚板で使うことで、質感・香り・経年変化など、他の床材では得られない魅力が詰まっています。
とはいえ、無垢材と一口に言っても、選べる樹種やグレードはさまざま。
それぞれの木には見た目だけでなく、硬さや色味、雰囲気に明確な違いがあるため、暮らし方や好みに合わせた選択が重要です。
主な取り扱い樹種と特徴
樹種 | 色味 | 雰囲気 | 特徴 |
---|---|---|---|
オーク | ナチュラル系 | 万能型・ナチュラル | 硬くて丈夫。どんなインテリアとも調和しやすい。 |
ウォルナット | ダークブラウン | 重厚感・高級感 | 落ち着いた印象。高級家具と相性◎。 |
ブラックチェリー | 淡い赤茶~深みのある茶色 | あたたかみ・上品 | 経年で色が深まる変化が美しい。 |
メープル | 明るい白系 | 明るく清潔感 | 硬めで光沢あり。空間を明るく見せたい方に。 |
栗(クリ) | 黄味がかったナチュラル色 | 素朴・和モダン | 耐水性が高く、独特の風合いがある。 |
積水ハウスでは主に朝日ウッドテック社製の無垢材(ライブナチュラルプレミアムなど)が採用されています。
また、節のある「ラスティック」仕様と、節なしの「セレクト」仕様が選べるのもポイント。
節あり(ラスティック)と節なし(セレクト)の違い
- ラスティック:節あり・個性的・木の自然な表情が楽しめる。カジュアルやヴィンテージ感に◎。
- セレクト:節なし・整った印象・高級感ある雰囲気。モダン・ホテルライク空間におすすめ。
価格的にはラスティックの方が若干安価で、自然派デザインとの相性が良いため人気も高まっています。
ただし、ショールームで実物を見ると印象が大きく変わることもあるため、
写真やカタログだけで判断せず、照明下での質感チェックをおすすめします。
床材の選択は、空間全体の印象や住み心地を大きく左右する重要な要素。
無垢材を選ぶことで、五感で心地よい空間づくりが可能になります。
積水ハウスで無垢床を選ぶメリット
積水ハウスで無垢材フローリングを採用する魅力は、見た目の美しさだけにとどまりません。
自然素材ならではのやさしい質感と、暮らしの快適性がしっかり両立されているのが大きな特徴です。
ここでは、無垢床が持つ5つの代表的なメリットをご紹介します。
① 自然素材の風合いと高級感
無垢床の一番の魅力は、天然木そのものの風合いです。節や木目、色合いに「同じものがない」ため、
世界に一つだけのフローリングとして、空間に個性と温もりを与えてくれます。
合板やシートフローリングでは再現できない重厚感・高級感があり、住まい全体のグレードアップにもつながります。
② 足ざわりのよさ・ぬくもりのある質感
無垢材には細かな空気の層が含まれており、断熱性・保温性が非常に高いのが特徴です。
冬でもひんやりしにくく、夏はサラッと涼しい足ざわりが楽しめます。
素足で歩くのが気持ちよくなる床なので、小さなお子さんのいる家庭や、裸足派の方には特におすすめです。
③ 調湿効果で空間が快適に
無垢材には天然の調湿機能が備わっており、室内の湿度を自然に吸収・放出してくれます。
湿気の多い梅雨時や、乾燥しがちな冬場でも、快適な湿度環境をキープしやすくなります。
家族の健康や家具の劣化防止にも役立つ、意外と見落とせないポイントです。
④ 経年変化で「育つ」楽しみ
無垢材は時間とともに色味や表情が変わっていきます。
使い込むほどに味わいが深まるため、「床が家族の歴史を刻んでいく感覚」が味わえるのも醍醐味です。
新品の美しさだけでなく、年を重ねていく住まいと共に変化する無垢床には、他の床材では得られない愛着が生まれます。
⑤ 傷んでも補修しやすい素材
無垢材は傷がついても削って再生することが可能です。
合板フローリングのように表面材が薄いと張り替えが必要になりますが、無垢床なら研磨や部分補修で再び美しくできます。
長い目で見れば、修繕コストを抑えて長く使い続けられる床材といえるでしょう。
📘 無垢床はこんな人におすすめ!
- 素材のぬくもりを感じるインテリアが好きな人
- 家族で素足の生活を楽しみたい人
- 家の中でも木の香りや質感に癒されたい人
- 10年後・20年後の経年変化を楽しみたい人
このように、積水ハウスで無垢床を選ぶことで、快適さと愛着が両立する住まいが実現できます。
見た目・肌ざわり・長く付き合える素材感を重視したい方にとって、無垢材はまさに理想の選択肢といえるでしょう。
積水ハウスの無垢床デメリットと後悔ポイント
無垢材フローリングには多くの魅力がありますが、採用前に知っておくべき注意点も少なくありません。
ここでは、実際に施主が感じたよくある後悔ポイントをもとに、無垢床のデメリットをまとめます。
① 傷や凹みがつきやすい
⚠ 小さな子どもやペットがいる家庭は要注意
おもちゃの落下、椅子の移動、ペットの爪などで細かい傷や凹みがつきやすいです。特に濃い色の床材は白っぽい傷が目立つ傾向があります。
表面のコーティングである程度は保護できますが、完全に防ぐことはできません。
「傷が気になってストレスになった」という声もあるため、ライフスタイルとの相性をよく考える必要があります。
② 水や汚れに弱く、シミの原因に
⚠ 放置した水分や液体はシミになる
無垢材は水を吸いやすく、コップの結露やペットの粗相などで放置すると、変色や輪ジミが残ることもあります。
特にオイル仕上げの無垢床は水への耐性が低めなので、「すぐ拭き取る」意識が必要です。
小さなお子さんが飲み物をこぼす機会が多い家庭では、扱いに神経を使う場面も増えるでしょう。
③ 湿度による伸縮・反り・隙間
⚠ 季節や空調でフローリングにすき間ができることも
無垢材は天然素材のため、湿度変化で膨張・収縮します。冬に隙間ができ、夏に膨らむといった現象が発生しやすいです。
これは自然な動きですが、「きちんと施工されたのに、隙間が…」と感じる人も少なくありません。
気になる方には厚単板フローリング(挽き板)という選択肢もあります。
④ メンテナンスがやや手間
⚠ 定期的な掃除やオイル塗布が必要なケースも
ウレタン塗装なら手間は少なめですが、オイル仕上げの場合は定期的なメンテナンスが必要です。
また、椅子脚にフェルトを貼る・キャスターの下にマットを敷くなど、日常の扱いにも気配りが求められます。
「手間を楽しめる人」には向いていますが、ズボラさんにはやや不向きかもしれません。
⑤ 価格が高く、全室採用は現実的でないことも
⚠ 標準仕様との差額に注意
突板から無垢床に変更すると数十万円以上の追加費用になるケースも多く、予算のバランスが重要になります。
「リビングだけ無垢材」「寝室は標準仕様」といった使い分け戦略も現実的です。
全館無垢にするには覚悟と予算が必要になることを忘れずに検討しましょう。
以上のように、無垢材フローリングは高品質で魅力的な反面、注意すべき点も多い素材です。
デメリットを知った上で選べば、後悔せず長く快適に付き合える床材になります。
実際どう?無垢床の口コミ・評判まとめ
無垢床は「自然素材の魅力がたっぷり」と言われますが、
実際に採用した方・やめた方それぞれから、リアルな声が多く寄せられています。
ここでは、積水ハウスの施主による実体験に基づいた評判・口コミを紹介します。
無垢床を「採用してよかった!」派の声
🌿「素足で歩くのが本当に気持ちいい!」
朝のリビングを裸足で歩くのが心地よくて、家に帰るのが楽しみになった。
床が冷えにくく、特に冬場に暖房なしでもあたたかみを感じられるのが驚きでした。
🌿「木の香りと経年変化に癒される」
最初は明るかったチェリー材が、年月とともに深みのある赤みへ変化していくのが嬉しい。
床も家族も「育っていく」感じがして、ますます家に愛着が湧いています。
🌿「少しの傷も味になる」
小さな子どもがいるので当然傷はつきますが、むしろ『うちの成長記録』みたいで嫌じゃないです。
最初は気になっていた傷も、いつの間にか家族の風景になっていました。
無垢床を「やめてよかった」派の声
⚠「子育て期は無垢じゃなくて正解だった」
牛乳をこぼす、踏んで広げる、嘔吐する…など毎日がバタバタ。
無垢床だとずっとヒヤヒヤしてたと思います。今は突板でも十分満足です。
⚠「掃除や手入れの手間が合わなかった」
メンテナンスに時間がかかりそうで、自分たちの性格には合わないと判断。
日々の生活を優先したい人は、慎重に検討した方がいいと思います。
⚠「費用対効果で挽き板を選択」
全館無垢は予算オーバー。挽き板フローリングにして費用を抑えつつ、
見た目や質感は満足できるレベルだったので後悔はありません。
このように、無垢床の評判は「価値観」や「ライフスタイル」によって大きく分かれることがわかります。
「見た目の美しさ・経年変化に惹かれる人」「掃除や傷に敏感な人」など、自分がどのタイプかを意識するのが失敗を防ぐ第一歩です。
展示場やショールームでは、実際に無垢材の風合いや色味、歩き心地を体感できます。
写真やカタログではわからない“本物の良さ”を確かめてから判断するのがおすすめです。
積水ハウスの無垢床は採用すべき?判断ポイント5つ
無垢床に興味はあるけれど、「本当にうちに向いているの?」と迷う方も多いはず。
ここでは後悔しない判断をするための5つの視点をわかりやすく整理しました。
自分たちの暮らし方に無垢材が合っているか、じっくり確認してみましょう。
① ライフスタイル:子ども・ペットの有無
⚠ 活発な子どもやペットがいる家庭では傷・汚れに注意
飲み物のこぼしや傷によって「神経質になりそう…」という方は要検討です。
反対に、「傷も味になる」と思える方なら、無垢床を楽しめる素質ありです。
② 床に求める快適性・質感
🌿 「木の香り」や「足ざわり」にこだわりたい人には最適
夏はサラッと、冬はほんのり暖かい感覚は、無垢床ならではの魅力です。
特に裸足で過ごす習慣があるご家庭には、無垢床の心地よさがしっくりくるでしょう。
③ 掃除やお手入れの手間を許容できるか
⚠ 定期的なオイル塗布や日常的な気配りが必要
面倒と感じる方は「厚単板」や「突板」の方がストレスが少ないかもしれません。
逆に「木の手入れが楽しい」「味が出るのが嬉しい」という方には、長く付き合える素材になります。
④ インテリアへのこだわり
🌿 「素材感」を重視した家づくりをしたい人向け
無垢床は空間の印象を大きく左右し、インテリアとの一体感を高めてくれます。
ナチュラル・北欧・和モダンなど、自然素材と調和するテイストとの相性は抜群です。
⑤ 予算とのバランス
⚠ 全室無垢は高額になりがち
リビングや寝室など限定的に取り入れる方法もあります。
「床材は空間の印象を決める重要パーツ」と考えるなら、投資する価値ありとも言えます。
以上のように、無垢床は万人向けではないけれど、刺さる人にはとことん刺さる素材です。
迷ったときは「生活スタイル・空間へのこだわり・手間をかけられるか」の3軸で整理するのがコツ。
実物を見て、触れて、納得してから決めることが、後悔のない選択につながります。
無垢床以外にも選択肢あり!積水ハウスの代替案
無垢材に憧れはあるけれど、「予算的に厳しい」「手入れが不安」
——そんな方に向けて、積水ハウスでは複数の代替床材も用意されています。
ここでは、無垢材の魅力に近づきつつ、扱いやすさや価格面で優れた選択肢を紹介します。
① 挽き板(厚単板)フローリング
「無垢の見た目が好き。でもメンテナンスが不安…」という方に人気なのが、挽き板フローリングです。
これは合板の上に2mm程度の厚い天然木を貼り付けた構造で、
見た目や肌ざわりは無垢材に近い仕上がりになります。
🌿 積水ハウスでも人気のアップグレード仕様
朝日ウッドテック「ライブナチュラルプレミアム」などが採用されており、節の有無や樹種も選べます。
耐久性が高く、床暖房対応商品も多いのが魅力です。
表面が厚いため、浅い傷なら研磨して再生可能。
見た目と扱いやすさの“いいとこ取り”をしたバランス型フローリングといえるでしょう。
② 突板フローリング(標準仕様)
突板は0.3〜0.5mmほどの天然木を合板の上に貼った構造で、
積水ハウスの標準床材として多くの物件で採用されています。
🌿 メンテナンス性とコストバランスが魅力
水に強く、傷も比較的付きにくいので、小さなお子様やペットがいる家庭でも扱いやすいです。
天然木を使っているため、見た目にチープさはありません。
ただし表面が薄いため、傷が深く入ると修復は難しく、張り替えが必要になる場合もあります。
⚠ 補修や研磨には向かない点に注意
長期的に見て「味が出る」ことを重視する方にはやや物足りないかもしれません。
③ シートフローリング(低コスト重視)
合板の上に木目調のプリントシートを貼ったもので、最も安価なグレードです。
見た目は最近の技術進化でかなりリアルになってきていますが、
本物の木の風合いや質感はやはり弱めです。
⚠ 高級感や素材感はやや劣る
費用重視の方向けで、無垢材の代替としては雰囲気にギャップがあります。
水や汚れに強く、掃除もラクなので、洗面所やトイレなど水まわりに採用されることが多いです。
無垢にこだわらなくても選択肢は豊富!
このように、積水ハウスでは無垢材の雰囲気を持ちつつ、実用性を兼ね備えた床材が複数用意されています。
「無垢にするか迷う…」という場合は、まずリビングだけ挽き板などの部分採用も検討してみましょう。
暮らしのスタイルと予算に応じて、“ちょうどいい選択”を見つけることが、後悔のない家づくりにつながります。
まとめ|後悔しない無垢床の選び方と展示場でのチェックポイント
ここまで、積水ハウスで無垢床を選ぶ際のメリット・デメリット、選択肢や判断ポイントについて詳しくご紹介しました。
無垢材は決して万人向けではありませんが、選ぶ価値のある床材であることは間違いありません。
自然な木の香り、肌ざわり、経年による味わい…。
これらを「わが家の一部」として楽しめることは、注文住宅だからこそ叶えられる体験です。
ただし無垢材は、見た目・価格・手入れのバランスを理解したうえで選ぶことが大切です。
選んでから「やっぱり突板でよかったかも…」と後悔しないためにも、実物を体感することが何よりも重要です。
🌿 無垢床を選ぶ前にチェックしておきたいポイント
- 展示場で実物を光の下で見てみる
- 傷や凹みの「許容ライン」を自分の中で決めておく
- 樹種や色味の違いを写真だけで判断しない
- 節あり/なしなどの「表情の違い」を見比べる
- 床暖房との相性やメンテナンス方法も確認
📘 無垢床以外にも家づくりで悩んだら…
下記の記事も参考にしながら、納得できる間取り・仕様を選んでいきましょう。
展示場では、実際に歩いてみたり、照明の当たり方で色がどう変わるかをチェックできる貴重な機会です。
パンフレットや写真では伝わらない「本物の質感」を、ぜひご自身の目と肌で体感してみてください。

後悔のない家づくりは、「体験してから選ぶ」ことが成功のカギ。
無垢床という一生に一度の選択を、ぜひ納得のうえでお決めください。